サザンオールスターズの大ヒットナンバー『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』。
1998年にリリースされ、今なお多くのファンから愛される名曲ですが、ライブ版のラストには、ちょっとした“仕掛け”があるのをご存知でしょうか?
実は、曲のアウトロ部分で桑田さんがとある洋楽のフレーズを歌うことが多くあります!今回はその楽曲について深掘りしてみます。
『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』のライブでの“仕掛け”って?
『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』は、ドラマ『Sweet Season』の主題歌としても知られ、ファンからも人気は高く、情熱的でどこか切ないメロディと歌詞が魅力の楽曲です。ライブの定番曲にもなっており、サザンの中でも“恋愛模様”を描いた代表的な作品と言えるでしょう。
そんな『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』ですが、ライブ映像のエンディング(アウトロ)に注目すると、、、桑田さんがあるフレーズを歌っているんです…!
その歌は英語で、歌詞は下記の通り。
The night we met I knew I needed you so
And if I had the chance I’d never let you go
和訳すると歌詞はこんな感じで、『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』らしい、情熱的な“恋愛模様”の意味合いも持っています。
出会った夜、私はあなたがとても必要だと感じた
もしチャンスがあれば、決してあなたを手放さない
「不倫」がテーマと楽曲ということもあり、祭りの後の切なさを感じつつも、好きという気持ちを抑えきれない男の純粋無垢な想いがこのアウトロの歌詞に表れているような気がします。(桑田さんもそんな気持ち抱いたことあるのかな…?笑)
『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』のアウトロって?
そして本題ですが、アウトロで桑田さんが歌っていたフレーズは、The Ronettes(ザ・ロネッツ)というガールズグループの『Be My Baby』のAメロで歌われている一節なのです!
「The Ronettes」はアメリカのガールズグループで、『Be My Baby』は1963年に発表された楽曲。
プロデューサーは、ポピュラー音楽の分野で大きな足跡を残したフィル・スペクター。この楽曲は、彼の代名詞とも言える「ウォール・オブ・サウンド」が炸裂する代表作として知られています。
リリース当時、全米チャートで2位を記録し、その後も数多くのアーティストにカバーされてきました。音楽史に残る名曲といっても過言ではありません。
- 1963年リリース、全米2位を記録
- フィル・スペクターのプロデュースによるウォール・オブ・サウンドの代表曲
- 後世のミュージシャンに多大な影響を与えた名曲
桑田佳祐と『Be My Baby』の関係性について
実はこの曲、桑田さんが人生で影響を受けた楽曲のひとつとしてたびたび紹介されています。
- 自身のラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』などでも度々オンエア
- 洋楽への憧れが詰まった、KUWATABANDのライブ「ROCK CONCERT」でも演奏
- 『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』をライブで歌う際、時折この曲を引用して歌うシーンあり
このように、桑田さんは『Be My Baby』を非常に好んでいることが分かります。『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』のアウトロで歌っているのも、歌詞に相まっているだけでなく、気持ちを乗せて歌えるからということも感じさせます!
まとめ:『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』のラストに隠された“オマージュ”
『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』のアウトロに仕込まれた『Be My Baby』の一節は、桑田さんが敬愛する音楽へのリスペクトにあふれたオマージュと言えるんじゃないかと思います。
何気なく聴いていると気づかないかもしれませんが、こうした“遊び心”や“愛”が込められているのがサザン、そして桑田さんの音楽の魅力ですね。
サザンのライブに行かれることがあれば、是非改めて『LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜』のラストに耳を澄ませてみてください。この曲の良さに改めて深く気づけるかも!
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